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LINEの無料枠は「残り何通」ではなく「いつ尽きるか」で知らせます

LINEには、無料で送れるメッセージの通数があります。
使い切ると、その月はこちらからメッセージを送れません。

お客様への大事な返信が送れない月末。
それが、このアプリで起きてはいけないことの一つです。

まず、正直な費用の話

先に書いておかなければならないことがあります。

このアプリの返信は、LINEの仕組みの上では「こちらから送るメッセージ」として扱われ、無料枠を一通使います。

LINEには二つの送り方があります。
一つは、お客様からメッセージを受け取ったその場で返す形。
無料枠を使いません。
もう一つは、こちらから能動的に送る形。
こちらは枠を使います。

「返信」なのだから前者だろう、と思うのが自然です。
でも使えません。
前者に必要なチケットは、受け取った直後の一瞬しか手元になく、一回使うと無効になり、有効期限も短い。
このアプリの返信は、店主が承認を押してから飛びます。
それは数分後か、数時間後です。
そのときチケットはもう死んでいます。

承認を挟む、ということは、枠を使うということです。
承認を挟むのはこのアプリの根っこなので、ここは避けられません。
だから、避けられないものとして正直に書き、代わりに「尽きる前に知らせる」ことに力を入れました。

スタンプは本文と同じ送信にまとめるので、ふつうは一通のままです。
商品や添付をたくさんつけて一度に入りきらない回だけ、スタンプが別の送信になって二通になります。
9月までは、スタンプをつけるといつも二通になっていました。
前の記事でスタンプを自動でつけない理由の一つにしているのは、この二通になる回があるからです。

難所は「LINEが過去を教えてくれない」こと

「尽きそうなら知らせる」のは簡単そうに見えます。
実際はそうではありませんでした。

LINEに問い合わせて分かるのは「今月これまでに合計で何通送ったか」という一つの数字だけです。
「先週は何通、昨日は何通」という日ごとの履歴はありません。

ペースを知りたいのに、ペースの元になる履歴が手に入らない。
これが難所でした。

やったことは単純です。
一定の間隔で合計を記録しておいて、自分で履歴を作り直す。
川の水位計のようなものです。
測った点と点の差が、その間に送った通数になります。
日付をまたぐ区間は、時間の比で前の日と次の日へ割り振ります。

観測が途中から始まった日や、まだ終わっていない今日は、使いません。
半分しか見ていない日を一日分として数えると、ペースを低く見積もってしまうからです。

月が変わって枠がリセットされると、合計は減ります。
減った区間は差を取っても意味がないので、その区間だけ捨てます。
月ごと丸ごと捨てるのではありません。
リセットの前の日々の記録は、ペースを見るために残します。

「残り何通」を出さなかった理由

履歴ができたので、あとは出し方です。

「残り◯通」と出すのがいちばん簡単でした。
やめました。

店主が知りたいのは残量の絶対値ではなく、いつ詰まるかだからです。
「残り少なめです」と言われても、それが今月いっぱい持つのか、来週尽きるのかが分からなければ、何をすればいいかも決まりません。

だから出すのは「このままのペースだと、いつ尽きそうか」です。
直近のペースほど重く見て、ペースが上がってきているならその傾きも織り込んで、着地の見込みを作ります。

分からないときは、分からないと出す

ここで気をつけたことが二つあります。

記録が足りないうちは、見込みを出しません。
「集めています」と出します。
数日分しかない履歴から計算した「いつ尽きる」は、当たる顔をした当てずっぽうです。
一度それを見せてしまうと、次から本物の警告も同じ目で見られます。
入れてもらった直後は、必ずこの状態から始まります。

無制限の契約なら、何も出しません。
尽きないものについて「いつ尽きるか」を出す意味はありません。
これは契約の名前では判断せず、LINEに問い合わせた答えで判断しています。

知らせることにも、枠を使う

最後が、この機能のいちばん面白いところです。

店主への通知そのものが、無料枠を一通使います。
店主向けのLINEもLINEなので、こちらから送れば枠が減ります。

枠を守るための機能が枠を食い潰したら、本末転倒です。
だから知らせ方を絞りました。

管理画面にも同じ見込みを帯で出します。
ただし画面を開くたびにLINEに問い合わせることはしません。
記録してある履歴だけを読みます。
画面を開いた人が、外への問い合わせの遅さを待たされるのは筋が違うからです。
帯の色は、危なさに応じて変わります。
そこまで危なくないときは、何も出しません。

結局、何を決めたのか

承認を挟む返信は、枠を使います。
これは仕組みの話なので、隠しません。

その代わり、尽きる前に一回だけ知らせます。
一回にしたのは、知らせること自体が枠を使うからです。

持ち帰っていただきたい一言承認を待つ返信は枠を一通使います。 だから尽きる前に、一回だけ知らせます。

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この記事は2026年10月時点の仕組みについて書いています。